ガムを噛むことはいいことがたくさん

2020.07.29

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顎を動かしてガムを噛むと・・・

唾液を分泌を促進して、唾液による自浄作用もあり、

むし歯や歯周病の予防につながります。

脳への血流がアップして、脳の発達、認知予防につながります。

唾液は消化を助け、胃腸の働きを活発にします。

口の周りの筋肉をよく使うかとで、顎の発達をたすけ、

顔立ちもよくなります。

唾液に含まれるペルオキシターゼという酵素が

食品の発がん性を抑えガン予防につながります。

では、どんなガムの成分が、どのような効果があるのでしょう

最近では、歯にいいガムとして、虫歯予防に効果が期待できる

3種類のトクホ(特定保健食品)ガムがあります。

今回は3種類のガムを比較して紹介したいと思います。

キシリトールが一押しの

ロッテ キシリトールガム

キシリトールとは、白樺やかしの木を原料に造られる

天然素材の甘味料です。

歯にとってキシリトールは虫歯菌が酸を作り出せないため、

虫歯菌の抑制になります。

キシリトール自体は再石灰化はしませんが、

唾液分泌を促し、唾液の成分が初期虫歯を再石灰化してくれます。

キシリトールはカルシウム成分と結びつく性質があるので、

歯のカルシウムを補って再石灰化を促します。

CPP-ACP(ガゼインホスホペプチド・非結晶リン酸カルシウム複合体)が含まれる

モンデリーズ・ジャパン 

リカルデントガム

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CPP-ACPは牛乳タンパク由来の抗う蝕性物質で、

甘味料ではありません。

CPP-ACPに含まれるリン酸カルシウムは歯の表面の

エナメル質の内側に浸み込みやすい性質を持ち、

虫歯の初期症状「脱灰」を抑制し、再石灰化を促し、

虫歯菌に対する抵抗力を強化します。

その再石灰化の促進はキシリトールの2倍と言われてます。

初期虫歯対策ガムと言われてる

グリコ POs-Ca(ポスカ)

POs-Ca(ポスカ)は馬鈴薯でんぷんから作られた

リン酸オリゴ糖カルシウムで、再石灰化に効果があります。

また、ポスカは唾液に非常に溶けやすいカルシウム成分です。

唾液中にポスカが溶け、虫歯の原因であるプラーク内のPH

中性に近づけ、唾液中のカルシウム濃度を上げ

再石灰化効果が高まります。

更に、ポスカは、再石灰化だけでなく再結晶化機能を持っています。

再結晶化とは、元々の歯の結晶成分「ハイドロキシアパタイト」の

構造と同様なカタチに再石灰化することです。

ガム効果をうまく引き出すには

食後なるべく早くが効果的!

食後は口内環境が酸性に傾き、虫歯になりやすくなるため、

ガムはできるだけ早く噛み中和させましょう。

13回、1回に2粒、20分間を目安にし

しっかり噛んで唾液を出しましょう。

ただし、ガムさえ噛んでたら、虫歯にならないと

過信しないようにしましょう。

ガムは補助的に摂取し、甘いものをダラダラ食べたり飲んだり

食生活習慣には気をつけて下さいね!

また、適切なブラッシングを十分に行った上で

ガムを噛むと期待する効果が得られます。

お口の健康を守るために、関心を持っていただければ幸いです!